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魚の血合い取り用に!ささら・ブラシ3種類を紹介

魚の血合い取りにおすすめのささら・ブラシ3選

魚を捌く際、血合いを綺麗にするブラシなどがあれば、手早くきれいに捌けます。

この記事では、YouTuber『きまぐれクック』かねこさんも使用の2製品を含め、魚用にピッタリなささらやブラシを3つ紹介します。

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魚の血合い取りにおすすめ「ささら・ブラシ」3種類

この記事では、写真にある3種類のささらやブラシを紹介します。写真の左と中央は、YouTuberの『きまぐれクック』かねこさんが、動画中でも使われている製品です。
この記事で紹介する3つのささら・ブラシです。

PP魚の内臓取り ササラは、日本古来の洗浄道具「ささら」を、樹脂素材にした製品です。従来の竹製のささらと異なり、水分や汚れが浸透しにくく、汚れやすい魚の捌きでも衛生的に使えます。
素材はコシがありつつも柔軟なので、持ち方や握り方次第で、魚のサイズに合わせ、使用部の太さの調整がききます。

PP魚の内臓取り ササラ早川工業 (Hayakawa Kougyou)
PP魚の内臓取り ササラ 早川工業 (Hayakawa Kougyou)
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ヴァイカンのブラシは、デンマーク製で、日本を含めて世界中の食品工場などで使われています。高品質で信頼性が高く、熱湯消毒も可能です。
ヴァイカンのネイルブラシは、まな板なども洗える大きめのサイズです。魚の血合いに使う場合、中~大型魚に向きます。

ネイルブラシ ハードタイプVikan (ヴァイカン)
ネイルブラシ ハードタイプ Vikan (ヴァイカン)
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ヴァイカンのディテールブラシは、狭いすき間にも対応できる、細めのブラシです。細身ですが、歯ブラシに比べればかなり大きめのサイズで、しっかりと力を入れて洗える強度もあります。

ディテールブラシ ハードVikan (ヴァイカン)
ディテールブラシ ハード Vikan (ヴァイカン)
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続いて、早川工業のささらと、Vikanの2種類のブラシを、順に詳しく見ていきます。

『きまぐれクック』かねこさんも愛用の「ささら」

ささらとは、竹や細い木を束ねて作られる日本古来の洗浄器具です。魚専用の道具ではないものの、鮮魚店や飲食店の厨房では、魚を捌く際の血合い取りに頻用されます。

しかし、竹で作られた伝統的なささらは、汚れや雑菌が残りやすく、衛生面には不安もあります。

YouTuber『きまぐれクック』のかねこさんも愛用のPP魚の内臓取り ササラ」は、魚の血合い用に作られた、樹脂製の衛生的なささらです。

和歌山県の「早川工業」生産の国産製品です。
「PP魚の内臓取り ささら」は、和歌山県の「早川工業」が生産する国産製品です。
全長19cmのブラシ素材を、ステンレス製の針金で結束。束ねた部分の直径は約23mm。タコ糸素材の輪っか付きです。
全長19cmのブラシ素材を、ステンレス製の針金で結束。束ねた部分の直径は約23mm。タコ糸素材の輪っか付きです。
ブラシ部分の一本一本は、断面が十字型です。血合いにしっかりと引っかかり、かき取ってくれます。
ブラシ部分の一本一本は、断面が十字型です。血合いにしっかりと引っかかり、かき取ってくれます。

きまぐれクックにささらが初登場した動画

かねこさんが初めてささらを紹介したYouTubeの動画です。(途中のささら紹介シーンから再生されます)

Vikan(ヴァイカン)のブラシ

デンマークに本社を構えるVikan(ヴァイカン)は、高度な衛生管理を要する食品業界向けに、ブラシなどの清掃ツールを提供するグローバル企業です。創業110年以上の歴史を持ち、現在では約70か国に製品を輸出しています。(日本の総代理店はキョーワクリーン株式会社)

主に食品工場などで使用されるVikan製品ですが、ネット通販では個人での購入も可能です。

Vikanのブラシの特徴は、非常に高い品質と安全性です。汚れにくく握りやすいデザインを追求し、EUやFDA(アメリカ食品医薬品局)の要件を満たした、耐久性・耐薬品性の高い素材を使っています。

ブラシ全体を煮沸消毒でき、汚れや雑菌の気になる調理後も、手軽に除菌ができます。

Vikan製品のなかでも、魚の血合い取りにおすすめなのが、「ネイルブラシ」(きまぐれクックにも登場)と「ディテールブラシ」です。
Vikanのネイルブラシとディテールブラシです。工場では用途別に道具の色分けをすることが多いため、カラーラインアップも豊富に用意されています。

Vikanのネイルブラシ

ネイルブラシは、本来は爪や指先を洗うための製品です。手洗い用のため、ブラシが硬すぎず、魚に使っても傷つけにくいのです。

握ると抜群のフィット感があり、ほどよい重みを利用して、軽い力でこすり洗いできます(筆者実測:104.6 g)。
Vikanのネイルブラシは、非常に握りやすいデザインです。

本体はほどほどの大きさがあり、魚の血合い取りとしては、大きめの魚で活躍するでしょう。

血合い取りのほかにも、魚を捌く前に魚体をざっと洗ったり、魚で汚れたまな板を洗ったりと、広い用途に使えます。

Vikanのブラシは煮沸消毒が可能です。実際に2つのブラシを鍋の中で3分間、弱火で煮沸してみましたが、形状や質感に変化は見られません。オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)による、121℃の加熱処理にも対応しています。
Vikanのブラシを煮沸消毒中の写真

関連リンク
ヴァイカン ネイルブラシ|キョーワクリーン株式会社

代理店の商品紹介ページです

Vikanのディテールブラシ

ディテールブラシは、柄がついたタイプのブラシです。ネイルブラシと同等の毛束が、横に2列だけ並んでいます。毛の1本1本は、ネイルブラシより太めの素材です。比較のために、ネイルブラシと歯ブラシを並べています。
ディテールブラシの拡大画像

ネイルブラシより毛の長さは2mm程度短く、触った感じは少々硬めです。細いブラシの非力さを、毛の硬さで補う設計なのでしょう。Vikan製品は少々高価ですが、このように、製品ごとに最適な素材や設計がなされています。
ディテールブラシとネイルブラシの比較写真

Vikanディテールブラシの紹介動画です(代理店公式)。

実際に魚を捌いて、ささらをレビュー

この章では、早川工業の「PP魚の内臓取り ササラ」を実際に使用してレビューします。血合いの取りやすさやのほか、メンテナンス性にも注目します。

「PP魚の内臓取りササラ」で血合いを取ってみた🐟

実際に魚をさばいて、ささらで魚の血合いを取ってみました。この先、血合いの画像があるので、苦手な方はご注意ください。

ブリをさばいていく40センチちょっとのブリの幼魚(天然)です。このサイズなら、イナダ、ツバス、ヤズなど、地域により様々な呼び方があります。

魚の血合いを取る前頭を落として内臓を取ると、血合いが見えます。血合いの膜に切れ目を入れ、今回の主役ささらを使って洗います。

ささらで魚の血合いを取った様子血合いがかなりキレイに落ちました。ブラシ一本一本のコシが強く、とても使いやすいです。

太めで使いにくそうに見えるかもしれませんが、必要な本数だけ束ねて持ったり、斜めに持ったりすることで、広いサイズの魚に対応できます。

豆アジやイワシなど、特に小さな魚に限っては、製品が大きすぎるため使いにくさもあります。その場合、歯ブラシ(かためが使いやすい)で代用したり、100均などのブラシもおすすめです。

ささらの洗浄・保管

竹製のささらに汚れや水分が残ると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。樹脂(ポリプロピレン製)なら、汚れや水分が落ちやすく衛生的です。

ささらを使った後は、台所用洗剤や石けんを使いつつ、付着した血合いや組織をしっかりと取り除きます。

どうしても魚臭さは残りやすいですが、臭いや汚れを落とすために、筆者は次のような方法を試してみました。

クエン酸水溶液や酢水につけ置き
海水魚の悪臭成分に多いアミン類などを中和で塩にして、水に溶けやすくする。
熱湯消毒
熱湯を沸かして火を止め、ささらを入れて3分間放置。素材の変形・変質等は特になし。
(※耐熱温度等の記載はないので、自己責任にてお願いします。)
ハイターによる洗浄
キッチンハイターを使用法どおりに希釈して約2時間つけ置き。素材の変質等は特になし。
(※こちらも自己責任にて実践をお願いします。)

耐久性などを保証するものではありませんが、ぜひ参考にしてください。

ささら保管時は、写真のように軽く輪ゴムで縛っておくと、ささらの毛が広がるようなクセを防げます。
ササラの保管中は、輪ゴムで軽くしばるとクセで広がらない。

まとめ

ささらやブラシがなくても魚は捌けますが、用意しておけば、ストレスなく綺麗に捌けます。

包丁やまな板のみならず、ブラシのような便利グッズでも、お気に入りのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

PP魚の内臓取り ササラ早川工業 (Hayakawa Kougyou)
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