重曹は除湿剤として効果なし!実験を交えて化学的に解説
「重曹が除湿剤になる」との話は科学的根拠のないデマです。重曹の除湿効果は皆無で、決して除湿剤の代用にはなりません。実験を交えて化学の観点から解説します。
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「重曹が除湿剤になる」との話は科学的根拠のないデマです。重曹の除湿効果は皆無で、決して除湿剤の代用にはなりません。実験を交えて化学の観点から解説します。
溶液のw/v%濃度(質量体積%濃度)に関する計算を自動で行えます。「w/v%濃度に関する基本的な計算」「希釈時の計算」「モル濃度との相互換算」の3種類のツールを設置。
漂白剤の過炭酸ナトリウムは、しばしば誤って過酸化ナトリウムと表記されますが、異なる物質です。この過酸化ナトリウムとはどんな物質か、激しい化学反応性についても紹介します。
過炭酸ナトリウムとは、粉末タイプの酸素系漂白剤の代表的成分で、液体タイプよりも漂白力が高く、経済性にも優れます。漂白剤としての特徴、漂白の仕組みを詳しく解説します。
過炭酸ナトリウムをスプレーで使うのは危険です。溶液から気体の酸素が発生するため、密閉すると内圧が上昇し、スプレー容器が破裂する恐れもあります。危険性などを詳しく解説します。
クエン酸とビタミンCは別の物質です。どちらも有機酸ですが、ビタミンCは重要な栄養素である一方、クエン酸は炭水化物の一種にすぎません。レモンの主な酸味成分はクエン酸です。
重曹には汚れを落とす効果はほとんどありません。むしろ、他の洗剤と併用すると洗浄力を下げる場合も多いので注意が必要です。
重曹・セスキ炭酸ソーダの油汚れへの洗浄効果は期待できません。油脂を分解できるほど強いアルカリではないためです。唯一、皮脂だけには効果を発揮します。実験を交えて解説。
油汚れは酸性ではなく、アルカリで中和はできません。油の分解(けん化)には強いアルカリ性を要し、時間も必要です。勘違いされがちな油汚れの性質を解説します。
重曹は重炭酸曹達(ソーダ)の略語です。重は「2倍の」という意味で、重炭酸は1814年の論文に基づく歴史的経緯のある名称です。当時の文献を引用して解説します。